2026年は4回に分け日々の業務の中で、患者さんから実際にあった質問を取り上げていきたいと思います。
そもそも「なんで透析をしなくてはいけないの?」という声があり、この説明をするには、まず『腎臓の働き』の話をしなくてはなりません。
・腎臓の役割は?
腎臓は尿を作るだけでなく、体内の“見張り番”の役目があります。この働きにより、身体はいつもバランスが取れた状態を維持し、健康に過ごすことができます。
1. 尿を作ります
• 体内でできた老廃物を尿として排泄します。
また、体内に必要なものは再吸収します。
2. 身体のバランスを調整します
• 尿量を調節して体内の水分量を一定に保ちます。
• 尿中の電解質(ナトリウム・カリウム等)の量を調整して濃度を一定に保ち、身体のむくみを防いだり、神経の伝達や筋肉の動きをスムーズにします。
3. ホルモンを作ります
• 血液(赤血球)を作るホルモンを分泌し、貧血を防ぎます。
• 血圧を調整するホルモンを分泌し、血圧を一定に保ちます。
• 骨を丈夫にするホルモンを分泌し、腸のカルシウム吸収を促して強い骨を作ります。

このように様々な仕事をしてくれている臓器であり、この腎臓の元気がなかったり、動かなくなってしまったりする事を『慢性腎臓病』といい、透析治療が必要となるわけです。また、透析だけでは補填できない事もあります。
そこで飲み薬や注射等で補う事で正常腎に近づけているというわけです。
普段からの『治療』、『服薬』の重要性を認識してくれれば幸いです。
次回はこの『透析』の条件を決めたり、患者さんの身体の中身を知る上での『採血』⇒『血液検査』のお話を~♪
